ばらんすおぶ……。

うー華氏911はやくみたいよー。夏休みはまだかー。
世間で大人気の、肉しか食べないマイケル・ムーア監督。ぼくもあの人すっごい好きです。ああいうおバカなユーモアのセンス、ほしいなー。というわけで、すごく有名だとは思いますが、華氏911見たという方の感想へ。
華氏911レビューid:TomoMachiさん)
この町山さんという人もなかなか面白い人です。幸せな人生送ってそうですなー。
さて、このマイケル・ムーア監督、アメリカのマスコミには干されているのに、日本のマスコミには大人気のようです。そうだよなー、小泉さん批判が大好きなマスコミにとって、その親玉であるところのブッシュ大統領に単身突っ込むとゆうのは、ジャーナリズムの鏡!いい神輿なわけですな。
でも、いくらブッシュさんが嫌いで、政治の腐敗を許せないと考えてるしても、一方的にブッシュ=悪とか信じ込むのは、結構危険なことだと昔の偉い人も言ってた気がします。マスコミは特に信用してはいけません。彼らは、ぼくらに与える影響の大きさを熟知していて、情報の選択権を持っていてと、巨大で圧倒的な存在であるのに、さらに力を得るために、中立だよって言いながら、ぼくらに何食わぬ顔をして近寄ってくるのです。さすがにちょっと誇張ですけど、それくらいの力はあるのです。伊達に第4の権力とか言われてません。大体第4の権力のクセに、他からコントロールする機能がないってどういうことさっ!
マスコミ不信はし続けるとキリがないのでやめときますが、つまり、情報は偏ったものとして受け止め、自分の中できちんと再考しなければならないのです。社会学かなんかの調査であったのですが(確かエリー調査とか)、共和党支持の人の、選挙期間中に触れたCMや言論は、共和党のものの割合が高く、民主党支持の人は、民主党のものが多かったとか。人間成長するにつれどんどん偏っていく生き物で、そういうことを意識しないと、本当に合理的な決断は下せないのです。というわけでこんなのも。
Bowling for Columbineの間違い指摘さるさる日記 デスコさん
ここの、3月27日から28日辺りです。ぼくはまだ経験浅い人間なので、そうなのか!と結構驚きましたけど、後々考えてみると、まぁそうなのかもしれないとも思うのでした。この人の日記は他の日も面白く、きちんと物事を考えられる人なんじゃないかなぁと感じました。
でも、たとえ脚色されていたとしても、「bowling for clombine」はいい作品だし、ムーア監督もいい監督だと思うのでした。ムーア監督自身、この作品が偏っていて、恣意的な編集してると分かっているだろうし、それを踏まえたうえで、そのことも分かって欲しくて、この映画を出したんじゃないでしょうか(なんかそんなこと考えてそうな顔してる、と個人的には思うのでした)。脚色は重大でないとは言い切れませんけど、この映画の主題は変わらないのです。同じことが華氏911にも言えるのでは?
話を戻して、アメリカでは"Anyone but Bush"といって頑張ってるようですが、その言葉の響きやその他もろもろに騙されてる人もいるんじゃないでしょうか。だってあれだけコケにされてるのに、ケリーさんと5分5分なのですよ?経済界からの後押しがあったとしても、ブッシュ支持の人がきちんといるって事ですよ?その中にはきちんと考えている人だっているハズです(それでもブッシュがアホなのは変わらないとはおもいますが)。日本でも年金制度がくそったれだから、自民党が国民をなめてるから、だから民主党に入れると短絡的に考えるのは、ちょっとマチガイナ気がします(その「だから」は民主党がどんな政党か考えた上でですか?)。きちんとした、自民党支持の人のサイトとか行ってみれば、何か発見するハズです。自分と反対の人の意見を聞くことは、民主主義にとってすごく大切なことなのですよー。そういうことをせずに、ノリでやっちゃうのは、結局民主党が政権を取ったとしても、またなめられるだけです。
つまりは、赤旗取れとは言いませんけど、自分が思っているより広い視点を持って、バランス感覚をたいせつにーということですなー。