『デュラララ!!』(成田良悟・ISBN:4840226466)


コトバだけ書いて、内容の説明や感想を省くのは結構詐欺くさいので、取り上げたものについては、なるべく感想やreviewを書いておこうと思います。あんまり参考にならなさそー。


さて、デュラララ!!の大まかなあらすじですが、池袋に上京してくる主人公と、いろんな変人達との交流を面白おかしく描いた、殺伐ストーリーです。(てきとー)
成田さんの売りである、どこか吹っ飛んだキャラと勢いのある文章は、今作もいい感じです。特に個々人が好き勝手に生きてる感じが前面に押し出されていて、雑多な都会を上手く舞台にしているなーと思いました。ライトノベル版の池袋ウェストゲートパークですね。オビには歪んだ恋の物語とかいてますが、歪んではいるのですけど、歪みすぎというかぅえぇー?みたいなヘンテコな歪み方です。成田さんっぽくはあるのですけどね。
欠点としては、最後の結にいたる一番大きなどんでん返しが容易に予想できちゃったのと、個人的に主人公の性格があんまり好きになれないのがなんとも。あとはキャラが立ちすぎていて、全部消化しきれていない感じがします。なんとゆうか、一人一人で物語が作れそうなのに、一作で終わるのはもったいないなーと思うのです。その辺が他のバウワウ!やヴぁんぷ!と違うところかなー。よく言うと続編が読みたいとゆうか。もしかするとその辺は、デュラんぷ!やヴぁらら!で補完されたりするのでしょーか。
とはいえ全体的には十分満足なので、未読の人は是非ー。成田さんが好きな人なら満足できるはず。成田さん自体読んだことがない人は、バッカーノ!シリーズをドウゾです。
 
    評価:★★★