結局よくわからないのだけれど。

田代まさしさんが、覚せい剤取締法だか、銃刀法だかに違反して、またつかまったそうです。それ自体は別にたいした事柄ではなく、もう満腹気味のショーでしたけど、ひとつ気になったことがあったので、書き留めておこうかなぁと。
美川憲二とかいう、おかまっぽい演歌歌手?のひとが会見で、田代さんに涙していたわけなのです。がんばって出直してこいよ……みたいな感じで。でもあれって、何の涙?あれって同情じゃないのか?しかも、田代さんじゃなくて、自分に同情してない?形は田代さんへかもしれないけれど、結局自分のことを投影してるだけじゃ。涙流せばなんでもいーってもんじゃないでしょうが。
自分への同情、という感情は、比較的身近に満ち満ちているものですが、あまり気分のよいものではありません。自己欺瞞的に働きつつ、この世界でうまくやっていけちゃうところが。ニーチェとかいう昔の偉い人もいってましたね。
ニーチェといえば、「神は死んだ」とかいうガッデムな言葉で有名で、高校の倫理の時間はそれで一問とけるくらいでしたけど、その知識だけでは、ニーチェがなんかやばいって言うひとつの真実しか伝わらず、その考えの中身はぜんぜんわかりません。
よく覚えていませんけど、神は死んだ――諸君らの同情が、神をだめにしたのだ!みたいなかんじだったような。ぜんぜん覚えてないや。まぁ『ツァラトゥストラはこう語った』は、はまれば結構面白いので、読んでみるのもよいかもしれません。しかし、ツァラツゥストラっていつになっても覚えられないなぁ。ゾロアスターはこう言った、じゃ駄目なのか?