『人形式モナリザ』（森博嗣・ISBN:4062735857）

なんか最初に取り上げるのが、森さんの小説の2シリーズ目の2作目という中途半端さはどうなんだか。しかもその1作目の「黒猫の三角」はかなり前に読んで、記憶が薄れているという。……気にしない方向デー。
内容はミステリなのであんまり深く言えないのですけど、可もなく不可もなく、といった感じでした。まぁこれは森さんの小説だねって感じのです。今回はトリックよりも、事件の根幹を暴くのが主眼だったらしいのですが、いつも犯人がわからないまま、流れるままに読んで、謎解きされてあーおーと思うぼくにとっては、う、うんまぁそうだよね、としか言えないのでした。ある意味ミステリ読者失格ですけど、一番びっくりできるから得をしてるかなーとも思うのでした。
p.s.　個人的には犀川先生っていい人だなぁと再認識した巻でした。（駄目じゃん）
　
　　　　評価：★★