ファウスト vol.3

ファウスト Vol.3 2004.Summer (講談社 Mook)
ファウスト読了しました。暇な時間を見つけてちょくちょくと。全体的には満足でした。いらないとゆーか、波長の合わないものはあるけど、この位のクオリティなら、今後も買うでしょー。
さて、昨日読んだのは、新伝綺の3つなのですけど、以下感想↓
奈須きのこ
主人公が良かった。『月姫』や『Fate』は、主人公の思考についていけなくなる、とゆーか主人公が変な正義感バリバリで、馬鹿っぽい、けど何故かうまくいくといった流れで、なんかイヤだったのですけど、今回は主人公の持つ性質と、すれた感じで上手くキャラ作られててよかった。主観に違和感抱かないだけでこんなに違うのか。内容もなかなかでしたし、他のキャラクタも良かったです。文体はゲームの頃とまったく変わってないけど、これが新伝綺なのかっ? 一話で終わるタイプの話じゃないとゆーか、これだけでは少し物足りない感じ、続きがあってなんぼの作品だと思うので、続編に期待です。個人的にはすごくツボな作品でした。
タイトルの意味とか。Decoration = 装飾(義手のこと?)、Disorder = 精神病(多分悪魔憑きのことかな。混乱や無秩序もありかも)、Disconnection = 断絶(主人公のことですね)、「JtheE」は「Junk the Eater」で、最後のJtheE/endから推定すると、犯人のことでしょう。昼の主人公がJunkで、夜がEaterかとも思ったけど、ちょっと違うか。Jack the ripperとかけてるっぽいですね。
原田宇陀児
……?登場人物がわからない。何が起こってるのかわからない。どうしてそうなったのかわからない。その世界の法則がわからない。ルビの意味がわからない。コトバのつながりに意味が感じられない。最初から最後まで意味不明とある意味すごい作品でした。ぼくは嫌いですが。その意味不明さは、物語として読むのではなく、詩として評価すべき作品なのかもしれません。あいにくぼくは詩って駄目なんですよね。 新伝綺(とゆーよくわからないもの)の名のもとに、精一杯ブンガクたろうとしてミニバンに突っ込んだみたいな印象です。死。 ちょっとひどいかなぁ、でも、説明不足すぎだと思う。
あーでも、「本当に、意気地なし」に「ホントウニ、イクジナシ」とルビ振るのは何かに使えそうだなーと思ったり。
元長柾木
良いかどうかは微妙だけど、面白かった。最後の終わり方とか、無理矢理パラレルワールドにつなげなければ、立派なライトノベルです。そうライトノベルライトノベルとして書いとけば、いいライトノベルになったと思う。設定とか思いっきり能力バトルものだしね。 あと、イラストの男の人が逆転裁判の人に見えたのはぼくだけじゃないハズ。
東浩紀
面白かった、と思う。あまり理解し切れていないです。でもなんとなく言いたいことはわかるし、これだけ頑張れる、考えられるのはすごいと思った。
森川嘉一郎

「これまで海外に紹介されてきた日本の特有の美意識というと『ワビ』とか『サビ』だが、目下海外から注目を集めている概念が、『萌え』だ」

これだけで満足。
TAGRO
今回の漫画は、読めました。
 
新伝綺」ってなんですか?書いてる人はなんだかわかってる?そもそもジャンルとして名前付けるだけのものなの?むむ。
他の作品の感想は、15日13日においてあります。よろしければどうぞ。