No.41

人間は、一人一人がまったく違った意味の生き物。
ただ種が同じだけというコトを頼りに寄りそって、解り合えない隔たりを空っぽの境界にするためだけに生きている。
    (奈須きのこ・『空の境界』(下)・ISBN:4061823620

おそらく、『空の境界』の題の由来だと思われる箇所。主人公達、特に式がガランドウなので、そういう意味で空なのかなーとか思ってました。そっちの意味もありそうですけど……。
それにしても作家さんたちは、どうやってタイトルを決めているのでしょうか。「空の境界」とか「終わりのクロニクル」とかは、味があっていいなーとか思います。内容をそのまま見せるのもいいですけど、ちょっとひねってあったり、あとからその意味がわかっていくような題名だと、嬉しさが増します。何気なく見ていますけど、そこにはたくさんの苦悩があったりするのでしょうかねー。RPGの名前と一緒で、悩む人は悩むけど、すぐ決められちゃう人もいるのだろうなぁ。