No.46

「私は希望という言葉が好きではない」
「私は大好きです」
「希望という言葉は得てして、半分より確率が下回る場合に使われる。希望という言葉の裏には、本来ある確率に人の希望や思い込みが上乗せされている」
「それは弱虫さんの台詞ね。あなたみたいに失敗したときの予防線を張っておくほうこそ、私は好きになれませんけど」
    (葉山透・『9S 4』・ISBN:4840227608

前者の台詞には、そうだねーとうなずくしか。
後者の台詞は反論にしては少し弱すぎる気がしますが、人間的にはそっちの方を支持したいです。地味に相手の痛い所ついてますしね。