No.61

「いいか、マリア。日本刀が連続で切れるのは数人が限度――血と脂にまみれて、あっという間に切れ味を失っちまう……」
神妙な表情になって、マリアに顔を近づける老人。
だが、その顔を即座に笑顔へと変えて、ひとつの結論を断言する。
「――そんなのは、きっと嘘さ!」
    (成田良悟・『BACCANO! 1933 (上)』・ISBN:484022787X

なんど見ても笑ってしまいます。なんとゆーか、夢がある? ホントは結構まじめだったりもするのですけどね……。
この台詞の前後の、「こいつを抜いたときには常にこう思うのさ。『ぶった斬ってやる』ってな!」とか「二刀流なら、いろんなもんを二倍斬れるからな!」とかともあいまって、たまりません。じーさん、あんたすごいよ(いろんな意味で)。