No.92

「……安心しろ、俺は未来は知らない事にしているんだ。人生がつまらなくなるからな。だから――俺は今、楽しみなんだ」
    (成田良悟・「バッカーノ!1933 (下)」・ISBN:4840228507

悪魔なのに人生?という突っ込みはさておき、中学生くらいのころに「すべてをしるもの」には楽しみがあるのか、なんてことを話してたりもしました。これから起こることも、結末を知ってるから楽しめないはずですが、「すべてをしるもの」ならその状態でも楽しみを見つける方法を知ってるはず、という感じ。これにさらに続けるのはちょっと矛盾っぽくて面白いけど、論理的にはセンス無いかも。
「知る」とか「知っている」とかっていう状況は、人生の楽しさ、奥深さに深く関係してます。ただ単に驚きが無いと飽きるだけなのかもしれませんけど。
……でも、知っていたって楽しいこともあるなぁ。