No.68

「死ぬのって怖い?」
「前は怖くなかった。ずっとそうなるってわかってたし。それに、体がきついとね、生きてるのが嫌になっちゃうの。疲れちゃうっていうか。もういいやってね、そう思えてくるの。死ってそんな遠くにあるわけじゃないし。ずっとそばにいて、手を伸ばしたら、きっと触れるわ」
    (橋本紡・『半分の月がのぼる空 3』・ISBN:4840227837

あんまり近くに死がいすぎると、だんだんそれになれちゃうのでした。それこそ友達みたいに。